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目や肌に良い栄養素!!日本人が絶対取るべきカルチノイド:ルテインを摂取するためのレシピ!!

栄養学

今回はルテインという成分です。ルテインはカロテノイドの一種で、カロテノイドとは植物が持つ、黄色からオレンジ、赤までの幅広い色を出す色素のこと。これらは人参やカボチャ、さらには卵黄にも含まれており、人参の鮮やかなオレンジ色もこのカロテノイドのおかげです。

カロテノイドは数多く存在します。例えば、トウガラシの辛みを生み出すカプサイシンや、トマトの赤色を与えるリコペンも、カロテノイドの一種に数えられます。これらの成分は、カロテンとキサントフィルという二つの大きなグループに分類されます。

キサントフィルは、自然界に広く分布しているカロテノイドの一群です。この名前はギリシャ語で「黄色」を意味する「xanthos」と「葉」を意味する「phyllon」に由来し、主に植物の葉や、動物に由来するいくつかの食品に含まれる黄色い色素を指します。キサントフィルは光合成プロセスにおいて重要な役割を果たし、植物が光エネルギーを効率的に利用して酸素と栄養素を生成するのを助けます。また、紫外線や過剰な光から植物を保護する役割も担っています。

ルテインはキサントフィルの一員として、私たちの健康に寄与する多くの機能を担っています。一方で、カロテンは植物由来のものが多く、キサントフィルは卵黄や魚の赤身など動物性食品にも見られる特徴があります。

このブログでは、ルテインについて解説していきます。

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カルチノイドについて

カロテノイドという言葉は、自然界に広く存在する色素を指しますが、この中でカロテンとキサントフィルという二つの成分があり、これらは、私たちの健康と視覚に密接に関わっています。

化学の言葉を簡単にすると、カロテンとは炭素と水素だけでできた単純な構造をしています。一方で、キサントフィルはカロテンに酸素が加わることで少し複雑な構造になっています。この小さな違いが、両者が体内でどのように働くかに大きな影響を及ぼします。

カロテンは体内に入るとビタミンAに変換されます。ビタミンAは、視力や皮膚の健康、さらには免疫系の機能を支える重要な役割を持っています。しかし、キサントフィルはビタミンAに変換されないため、異なる機能を体内で果たします。

面白いことに、人間はカロテノイドを体内で非常に効率的に利用できますが、他の多くの動物はこの能力を持ちません。例えば、ある動物はカロテンを利用できないため、キサントフィルのみを利用することになります。このような能力の差が、人間が他の生物に比べて長寿である一因とも考えられています。

今回注目しているキサントフィルの一種がルテインです。ルテインは私たちの目、特に網膜の中心部分にある黄斑部に集中して存在します。黄斑部は私たちが鮮明な視覚を得るために非常に重要な役割を果たします。ルテインと共に、ゼアキサンチンという別のキサントフィルも黄斑部で重要な役割を持っています。実は、黄斑部の中央にはゼアキサンチンが多く存在し、その周辺にはルテインが多く見られます。これらは、目を紫外線のダメージから保護し、加齢による視力低下を防ぐ助けとなります。

ルテインの目に良い栄養素

私たちはパソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスを長時間使用することが多くなっています。これらのデバイスからはブルーライトが発されており、この光が目の網膜に悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、驚くべきことに、ルテインとゼアキサンチンという2つの特別な成分が、ブルーライトによるダメージから網膜を保護する効果があると言われています。この保護作用は、他の植物由来の成分であるβカロテンやリコピンと比較しても、より強力だと考えられています。

特に、目の中で最も重要な部位の一つである黄斑部は、活性酸素によるダメージを受けやすい状態にあります。活性酸素は細胞にダメージを与えることが知られているため、この部位の保護は視力を守る上で非常に重要です。そのため、ルテインゼアキサンチンを含むサプリメントが、抗酸化作用を活用して、加齢による黄斑変性という目の病気の予防や改善に役立つことが期待されています。この病気は、中心視が徐々に失われることによって、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

さらに、これらの成分は白内障の発症リスクを減少させる効果や、視覚機能の全般的な改善、視力低下の抑制にも役立つと報告されています。つまり、ルテインとゼアキサンチンは、目の健康をサポートするための自然な方法として、非常に有望な成分なのです。

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ルテインの抗がん作用

ある研究では、βカロテンのサプリメントを摂取することが肺がんのリスクを増加させる可能性があることが明らかになりました。これは、健康に良いとされるサプリメントが必ずしもすべての人にとって利益をもたらすわけではないということですが、

「ルテイン+ゼアキサンチン」に関しては、がんリスクを減少させる可能性があるという楽観的な研究結果も報告されています。具体的には、食道がんや直腸がんといった特定の種類のがんにおいて、これらのカロテノイドの豊富な食品を摂取することがリスク低下に寄与するというデータがあります。

ルテイン+ゼアキサンチンの美容とダイエット効果

「ルテイン+ゼアキサンチン」は、ただ目の健康に良いだけでなく、皮膚の健康をサポートする役割も担っていることが分かっています。これらの栄養素を含むサプリメントや食品を摂取することで、皮膚の表面質や弾力性、そして水分量の増加が認められるという研究結果があります。つまり、ルテインとゼアキサンチンは、より若々しい肌を保つために有効な成分と言えます。

さらに、ルテインに関する別の研究では、肥満気味の中年男女48名を対象に、10週間にわたって日々20mgのルテインを摂取させたところ、プラセボ(偽薬)を摂取したグループと比較して、体脂肪率の顕著な減少が報告されました。この結果は、ルテインが体重管理や肥満の予防に役立つ可能性があることがわかっています。

ルテインたくさん摂るための食材とレシピ

ルテインやゼアキサンチンは、目の健康をサポートする重要な栄養素で、特に網膜の黄斑部を保護することで知られています。この成分を豊富に含む食材には、以下のようなものがあります。

  1. ほうれん草 – ほうれん草はゼアキサンチンだけでなく、ルテインも豊富に含んでいます。生でサラダにしたり、軽く蒸してオリーブオイルとニンニクで味付けするなど、様々な方法で美味しくいただけます。
  2. ケール – ケールもまた、ゼアキサンチンを多く含む緑葉野菜の一つです。ケールのチップスやスムージー、サラダなど、日々の食事に取り入れやすい食材です。
  3. コーン – 甘くて美味しいコーンは、意外にもゼアキサンチンが豊富です。グリルしたコーンや、コーンサラダ、コーンスープなど、様々な料理で楽しむことができます。

さらに卵黄は、ルテインを豊富に含む食材の一つであり、ただし、一日に1個の卵を食べただけではルテインの摂取量が足りないため、2〜4個程度を目安に摂取することが必要です。この摂取量に基づいて、ルテインやゼアキサンチンを多く含む食材と、それらを取り入れたレシピを3つ紹介します。

1. ほうれん草のガーリックソテー

ほうれん草はルテインとゼアキサンチンを豊富に含む緑黄色野菜です。簡単なほうれん草のガーリックソテーは、これらの栄養素を手軽に摂取するのに最適です。にんにくを少量のオリーブオイルで炒め、洗って切ったほうれん草を加えて軽く炒めるだけ。塩と黒胡椒で味を調えると、栄養豊富で美味しい一品が完成します。

2. カボチャのスープ

カボチャにもルテインが含まれています。カボチャを使ったスープは、特に秋の季節にぴったりのレシピです。カボチャを一口大に切り、玉ねぎと共に鍋で炒めた後、水を加えて柔らかくなるまで煮ます。ミキサーで滑らかにした後、塩、コショウ、ナツメグで味を整えます。クリーミーで栄養満点のスープが簡単に作れます。

3. トウモロコシと卵のチャウダー

トウモロコシもルテインが含まれる食材の一つです。トウモロコシと卵を使ったチャウダーは、ルテインを豊富に含む美味しくて栄養価の高い一品になります。トウモロコシの粒を鍋に入れ、牛乳と一緒に加熱します。卵を溶いて加え、軽くかき混ぜながら火にかけ、トウモロコシが柔らかくなるまで煮ます。塩とペッパーで味を調えて完成です。

これらの食材とレシピを活用することで、日常的にルテインとゼアキサンチンを効果的に摂取し、健康をサポートすることができます。

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