
「ダイエットも健康も 肝臓こそすべて」
こんにちは、皆さん。今日は尾形聡先生の「ダイエットも健康も肝臓こそ全て」という衝撃的な本をご紹介したいと思います。毎年の健康診断で問題点を指摘され、ダイエットの挑戦がリバウンドという結果に終わっているあなたに、新しい視点からのアプローチを提案します。
実は、日本の成人3人に1人が脂質肝という深刻な状態にあることをご存知でしたか?これは非常に深刻な問題ですが、この本にはその解決策が紹介されています。緒方先生のスマートメソッドを実践すれば、短期間での改善が期待できるのです。
ダイエットだけでなく、健康的な体を取り戻すための新しい方法を学びたい方は、この記事を最後までお読みください。
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肝臓の機能と断食の関係
突然の質問ですが、何が「最も大切」を意味する熟語を思い浮かべますか?「肝心」、あるいは「肝心腎」でしょう。実は、これらの言葉は私たち人間にとって欠かせない臓器、すなわち肝臓や腎臓、心臓から来ています。特に肝臓はその名の通り、人体において非常に重要な役割を果たしています。心臓や腎臓の機能が失われたとしても、それぞれの代替治療が存在します。しかし、肝臓の代替は現在も実用化されていません。
肝臓は非常に複雑な役割を持ち、多岐にわたる機能を果たしています。しかし、その機能が低下してもすぐに気づかれにくいのが特徴。多くの肝の疾患は、末期に近づくまで症状が出ないため、「沈黙の臓器」とも呼ばれます。
脂肪肝は肝臓の細胞に脂肪が大量に蓄積する疾患で、非常に一般的です。しかし、多くの場合、60%以上の肝臓が影響を受けても症状が出ないのです。そのため、多くの人々が自らの状態を認識せずに進行させてしまいます。
肝臓は、代謝、解毒、免疫機能の3つの主要な機能を果たしています。特に、代謝の機能において、食べ物から摂取した栄養を生命活動に必要な形に変換したり、食事を摂取していない時でも体内の蓄えられた栄養をエネルギー源として利用したりする働きがあります。
最近、16時間断食などのダイエット方法が注目されていますが、これは肝臓の機能が正常であることが前提です。肝臓に脂肪が大量に蓄積されている場合、空腹時に脂肪をエネルギーに変換する機能が低下しているため、空腹感を感じやすくなります。その結果、断食が非常に難しくなってしまいます。
肝臓の機能が低下している場合、脂肪をエネルギーに変換する能力が弱まってしまうため、食事制限をしても脂肪が減少しづらくなります。しかし、肝機能を正常に保つことで、脂肪の蓄積を防ぎ、健康的に減量することが可能になります。
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解毒の役割と肝臓の重要性
肝臓は私たちの体内での「大掃除屋さん」ともいえる存在です。それでは、解毒に関する肝臓の役割について詳しく見ていきましょう。
1. 有害物質の無害化:
肝臓は、アルコールや薬などを摂取することで体内に入った、または体の代謝の過程で生じた有害な物質を無毒または毒性の低い物質に変換します。この変換後の物質は、尿や胆汁を介して体外に排泄されます。
特によく知られる有害物質として「アンモニア」があります。アンモニアはタンパク質の代謝過程で生成され、特有の不快な臭いを持っています。しかし、肝臓はこのアンモニアを無害な物質に変え、尿として体外に排出します。
2. アルコールの過剰摂取:
アルコールを過度に摂取すると、肝臓に大きな負担がかかります。このため、度々アルコールを大量に飲む人は、肝臓の病気になるリスクが高まります。肝臓の機能が低下すると、体内の有害物質を適切に処理できなくなるため、これらの物質が体内に蓄積される可能性があります。結果として、常に疲れている感じがしたり、頭痛が続いたり、皮膚のトラブルが生じることもあります。
3. 免疫の役割:
免疫について考えると、多くの人は白血球や抗体を思い浮かべるでしょう。これらは病原体やウイルスから体を守るための要因ですが、実は肝臓も免疫に関与しています。肝臓には体に入ってきた異物を取り除く役割を持つ免疫細胞が豊富に存在し、これらの細胞の約80%は肝臓内にあります。肝臓の機能が低下すると、これらの免疫細胞の働きも低下し、結果として感染症などの病気に対する抵抗力が弱まります。
近年の報告では、新型コロナウイルス感染症に関して、肝機能が低下している人や肥満の人が重症化しやすいことが示されています。これは、これらの人々の多くが肝臓の機能障害を持っており、その結果免疫機能も低下しているからです。
このように、肝臓は私たちの健康を維持するための非常に重要な役割を果たしています。


脂肪肝の真実とその影響
まず、脂肪肝の正確な状態について理解しましょう。多くの方が「肝臓の周りに脂肪がついてしまう病気」と誤解しているかもしれませんが、実際の状態は異なります。脂肪肝とは、肝臓の各細胞、正確にはその幹細胞内部に脂肪が蓄積する病態を指します。肝臓の表面に脂肪がつくわけではありません。
この脂肪の蓄積により、肝臓の多くの機能が低下します:
- 代謝機能: 脂肪肝になると、肝臓の代謝機能が低下します。結果として、摂取した食事からのエネルギーが脂肪として蓄積しやすくなり、太りやすい体質となってしまいます。
- 解毒機能: 肝臓の解毒機能が低下すると、体内の有害物質をうまく処理できず、疲れやすい体になります。
- 免疫機能: 脂肪肝は免疫機能も低下させます。その結果、感染症にかかりやすくなるだけでなく、一度病気になると回復も遅くなる可能性が高まります。
さらに悪いことに、脂肪肝を発症した人のうち、約10%から20%が慢性肝炎を引き起こすリスクがあります。これは、長期にわたる肝炎が原因で肝硬変や肝がんなどの重篤な疾患に進行する可能性が高まることを意味します。このような状態に陥ると、最終的には肝臓移植を必要とすることも考えられます。
しかしながら、脂肪肝の初期症状はなかなか自覚しにくいという特徴があります。このため、病状が進行してからの対応が遅れがちとなり、最悪の場合、命に関わる状態になることも。脂肪肝は、表面的には軽度な病気に見えるかもしれませんが、実際には非常に深刻な問題を引き起こす可能性があるのです。


脂肪肝の原因とそれに続くリスクについて
脂肪肝の原因に関して、多くの人々が持つイメージと実際の事実にはギャップが存在します。一般的に「脂肪が溜まる」と言われると、食事に含まれる脂身や揚げ物などの脂肪分の過剰摂取が主な原因と考えがちです。しかし、実際の状況は少し異なります。
- 食事からの脂肪: 食事から摂取される脂肪が肝臓に直接流れ込むのは、全体の約15%に過ぎません。
- 糖質由来の脂肪: 糖質を原料として肝臓で生成される脂肪は約25%を占めます。これは、食事の中のご飯、パン、麺類などの炭水化物が変換されたものです。
- 体内の脂肪: 最も影響が大きいのは、皮下脂肪や内臓脂肪など、体内の脂肪から放出される脂肪で、これが約60%を占めます。
この事実から、揚げ物や脂身の減少だけを考えるのではなく、糖質の摂取を適切にコントロールすることが脂肪肝予防のキーとなることがわかります。
さて、脂肪肝が進行すると、次に懸念されるのが「脂肪肝炎」です。これは、肝臓に炎症や他の異常が生じる病気で、放置すると肝硬変や肝癌へのリスクが高まります。重要なことは、この脂肪肝炎は、肝臓の脂肪化の程度に直結しないことです。つまり、脂肪肝が軽度の状態でも、肝炎のリスクは存在するのです。
これを踏まえると、脂肪肝の予防や早期の対応は極めて重要となります。


脂肪肝とその原因、対策について
脂肪肝は肝臓の内部に脂肪が溜まる病気で、外見的には太っていない人でもリスクがある。その進行は、重大な疾患である死亡肝炎へと繋がる可能性があります。脂肪肝の主な原因は、肝臓への脂肪の流入が多く、出ていく脂肪の流出が少ないためです。
脂肪肝を予防・改善するための主な方法は以下の3つです:
- 糖や脂肪、特に炭水化物の摂取量を減少させる。
- 体内の皮下脂肪や内臓脂肪を減少させる。
- 体に有害な毒を減少させる。
これらの対策を実践するためには、健康的な食事と適切な運動が必要です。2022年現在、脂肪肝や脂肪肝炎の治療を特化した薬剤は承認されていないため、食事療法と生活習慣の改善が最も効果的な治療と言えます。要するに、「食事に勝る薬なし」というのがこの疾患の改善には必要です。
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