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筋肉を無意識のうちに分解する「悪魔の物質」

栄養学


筋肉をしっかりと鍛えても、なぜか効果が出にくい…その原因、考えたことはありますか?実は、私たちの日常生活の中で無意識に摂取している物質が筋肉の分解を促進させているのです。

これらの物質は「悪魔の物質」とも称されるほどで、筋肉に対する悪影響だけでなく、体の慢性的な炎症や慢性疲労症候群の原因にもなりうるものばかり。この記事では、そんな猛毒とも言える4つの物質を紹介し、その避ける方法を解説していきます。毎日体が疲れて感じる、筋トレの効果が出にくいと感じている方は、この情報が答えかもしれません。

参考にした最新の研究論文も併せて紹介していますので、詳細に興味のある方は是非ご覧ください。さぁ、知らないだけで体に悪影響を及ぼしている物質を解明していきましょう。

カビ毒

筋肉を無意識のうちに分解する「悪魔の物質」として、特に注意すべきものに「カビ毒」が挙げられます。

2013年にテキサス大学が行った20年間にわたる追跡調査によれば、慢性疲労症候群と診断された123名の被験者中、約93%がカビ毒に感染していることが明らかにされました。この結果から、日常的に「なんとなく体調が悪い」と感じる人々の中には、カビ毒に感染している可能性が高いことが示唆されます。

慢性疲労症候群は、主な症状として慢性的な極度の疲労感を持つ病態であり、原因は明確には特定されていません。ただ休息をとっても疲労感は改善されず、日常生活にも影響を及ぼすとされています。また、2017年のイギリスの研究によれば、慢性疲労症候群の患者は、体の炎症とは関係なく、痛みを感じる頻度が増加していることが分かっています。

カビ毒の影響は筋肉だけに留まらず、脳への悪影響も指摘されています。特に、カビ毒の影響で知能指数(IQ)が最大で15ポイントも低下するという研究結果も出ています。カビに関するアレルギーを持つ人々は、部屋でカビを感じると鼻がムズムズすることが多いとされていますが、それ以上にカビ毒は体の疲れや脳機能の低下を引き起こしています。

カビ毒を減少させるための対策として、家の中のカビを取り除くことが最も重要です。カビは湿った環境で繁殖しやすいので、部屋の湿度を下げることが鍵となります。特に、部屋を定期的に掃除し、朝太陽の光を入れて、窓を開けて風通しを良くすることが推奨されています。それでも気になる場合は、専門業者に相談するのも良い選択です。

最終的に、日常生活の中でカビ毒を摂取しないように、部屋の環境を整えることが非常に重要であることを強調したいと思います。

サプリメントー重金属

筋肉の分解を促進する「悪魔の物質」の2つ目として、一見安全そうな「サプリメント」を挙げます。

サプリメントや栄養補助食品は、健康維持や筋力向上を目的として多くの人々に利用されています。特に、筋肉の成長をサポートするためのサプリや、日常の食生活での栄養の偏りを補うためのビタミンサプリが人気です。しかし、これらのサプリには、知らず知らずのうちに体に有害な「重金属類」が含まれていることがあるのです。

重金属として挙げられるのは、水銀、鉛、カドミウム、ヒ素、ニッケルなどです。これらの物質が体内に取り込まれると、疲労感の増加、抜け毛、高血圧、記憶障害、喘息、嘔吐、慢性的な炎症などの健康上の問題が引き起こされる可能性があります。

さらに、これらの重金属は、私たちの体のエネルギー生産の中心であるミトコンドリアにダメージを与えることが明らかになっています。ミトコンドリアは、エネルギー源となるATPを生成する細胞内の機能部位であり、このミトコンドリアが損傷すると、筋肉の力が低下し、運動時のパフォーマンスも悪化します。

2015年に昭和女子大学から発表された研究では、サプリメント摂取が原因となって肝障害が引き起こされるケースも報告されています。そのため、サプリメントを摂取することのリスクを考慮し、栄養補給は食品を中心とする方法を優先すべきです。実際、厚生労働省も、サプリメントの過度な摂取を避け、食品からの栄養摂取を推奨しています。

食品添加物

筋肉を分解してしまう悪魔の物質の中で、3つ目に挙げられるのは「食品添加物」です。

食品添加物の中でも特に、私たちの食事に頻繁に含まれている「硝酸ナトリウム」に注目が集まっています。この成分は、お肉の色を鮮やかなピンク色に保ち、食品を魅力的に見せる目的で使われています。特に加工食品や様々な着色料として使用されることが多いです。

硝酸ナトリウム自体の取り過ぎが健康に悪影響をもたらすだけでなく、お肉や魚に自然に含まれている「アミン」という成分と結合することで「ニトロアミン類」という、強い発がん性を持つ物質に変化してしまいます。国際がん研究機構の報告によれば、ハムを1日に約50g摂取するだけで、大腸がんのリスクが18%も増加することが確認されています。

また、摂取の量によっては死に至るリスクもあるほどの危険性を持つと指摘されています。具体的には、硝酸ナトリウムを2g摂取すると、そのようなリスクが現れると言われています。

主な摂取源としては、加工肉のハムやベーコン、さらにはイクラやたらこにも多量に含まれています。許容摂取量は、体重1kg当たり0.06mgとされており、通常の食事ではこの量を超えることは難しいと思われます。しかし、日常的に加工食品を多く摂取する人は注意が必要です。

食品添加物の含有量を判断する手段として、食品の原材料を見て判断することが挙げられます。具体的には、食品を見てその原材料や元の形が一目でわかるものが、添加物が少なく健康的であると考えられます。逆に、元の形が判別できない食品は、添加物が多く含まれている可能性が高いというわけです。

最終的に、日常の食事での食品添加物の摂取量を減少させることで、体の健康を維持・向上させることが期待されます。是非とも意識して、健康的な食生活を心がけていただきたいと思います。

アクリルアミド

筋肉を分解してしまう物質の4つ目に挙げられるのは「アクリルアミド」という化学物質です。一般的には知名度が低いかもしれませんが、実は私たちの日常の食事にしばしば含まれているものです。

2015年のリール大学の研究によれば、アクリルアミドの摂取は、血管の細胞を損傷させるだけでなく、長寿のキーとされる「テロメア」という遺伝子の長さを短縮させてしまうことが明らかにされています。さらに、2018年のプサン国立大学の研究では、ラットを対象とした実験の結果、アクリルアミドが記憶や学習の中心とされる「海馬」の神経細胞の成熟に負の影響を与えることが確認されました。

具体的な摂取源として代表的なものは「ポテトチップス」です。農林水産省のデータによると、アクリルアミドは、高温で調理された糖質やでんぷんを多く含む食品に豊富に含まれています。これは、120度以上の高温で、糖分やでんぷんが多い食品を焼いたり揚げたりすると、アクリルアミドという化学物質が生成されるためです。

例として、ポテトチップスは、じゃがいも(高い糖分とでんぷんを含む)を高温で調理するため、大量のアクリルアミドが含まれています。このため、日常的にポテトチップスを大量に摂取している方は、体の疲労感が増加するリスクがあります。

また、一人のクライアント例を挙げると、彼は毎日のようにポテトチップスを食べていました。彼のカロリーやPFCバランスは適切でしたが、疲労感が抜けないという悩みがありました。彼がポテトチップスを1週間止めたところ、その疲労感が軽減し、トレーニングの質も向上しました。

このように、アクリルアミドは私たちの日常の食事にしばしば含まれており、体調不良の原因となり得ることを理解し、摂取量を見直すことが重要です。

デトックス法

コーヒー

デトックス法として、体内の毒素を排除する方法を探る中で、コーヒーが非常に効果的であるという点を強調しています。

コーヒーは、肝臓の機能を向上させる働きがあります。肝臓は、私たちの体の中で毒素を取り除く役割を果たす重要な臓器であり、その代表的な機能の一つが解毒機能です。コーヒーにはこの肝臓の解毒機能を活性化させる成分が豊富に含まれているのです。そのため、コーヒーを摂取することで、体内の毒素を効果的に排除することが可能となります。

さらに、科学的な研究によっても、コーヒーが肝臓に及ぼすポジティブな影響が示されています。2021年にサウサンプトン大学で行われた最新の研究では、コーヒーを摂取することが肝臓の疾患による死亡率にどのように影響するのかを調査しました。この研究は、コーヒーを飲む38万4818名と、コーヒーを飲まない10万9767名、合計で50万人以上の参加者を対象として行われたもので、非常に大規模なものでした。

研究結果として、コーヒーを日常的に摂取している人たちの中で、肝臓の疾患による死亡率が顕著に低かったことが明らかになりました。

日常的にコーヒーを飲むことで、体の疲れを劇的に軽減し、健康を維持することが期待できると言えるでしょう。

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食物繊維

デトックス法の一つとして、食物繊維の摂取の重要性が強調されています。食物繊維は腎臓の健康をサポートする効果があり、この点は2018年の底辺な医科大学の研究によって明確に示されています。特に、1日に26g以上の食物繊維を摂取することで、腎臓の健康を損なうリスクが50%以上も減少するとの結果が示されています。

腎臓は体内の毒素を排除するための重要な臓器の一つです。腎臓は、尿を通じて体内の毒素を排出する役割があり、肝臓とともに体内のデトックス機能を担っています。したがって、食物繊維の摂取は、これらの臓器の機能をサポートし、体内の毒素を効率的に排除するのに役立ちます。

しかし、食物繊維の摂取に際しては、その種類に注意が必要です。野菜やキノコ類から摂取した食物繊維は、腎臓の健康に非常に良い効果があることが知られています。一方、フルーツや穀物からの食物繊維は、その効果があまり期待できないとの研究結果も出ています。したがって、腎臓の健康を向上させたい場合は、特に野菜やキノコ類からの食物繊維を意識的に摂取することがおすすめです。

特に、食物繊維が豊富に含まれている食材として、乾燥キクラゲ、干し椎茸、切り干し大根、グリーンピース、パセリ、モロヘイヤ、ごぼうなどが挙げられます。これらの食材を日常的に摂取することで、必要な食物繊維の量を確保し、体内のデトックス効果を最大化することができます。

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サウナ

デトックス法の3つ目として、サウナの利用が挙げられています。サウナは暑さや湿度によって体を汗ばせることで、体内に蓄積された毒素や不要な物質を排除する効果があります。特に、サウナが体内に蓄積された重金属類の排除に効果的であることが指摘されています。

サプリメントの中には重金属が含まれているものもあり、これが体内に蓄積されると疲労感の原因となることが知られています。しかし、サウナでの発汗によって、このような重金属を効果的に体外に排出することが可能となります。2012年にイギリスとオンタリオ研究所から公表された研究では、122の論文を基に分析した結果、サウナでの発汗が重金属の排除と疲労回復に有効であることが確認されています。

また、サウナの利用は他にも多くの健康効果をもたらします。1990年の研究によれば、定期的なサウナ利用は免疫機能の強化につながり、風邪を引きにくくする効果も確認されています。このように、サウナは体のデトックスだけでなく、全体的な健康維持・向上にも寄与する施設として評価されています。

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まとめ

以上のデトックス法をまとめると、日常生活で簡単に取り入れられる3つの方法があります。まず、コーヒーの摂取によって肝臓の機能を活性化し、体内の毒素を効果的に排出する。次に、食物繊維豊富な食品を積極的に摂取することで、腎臓の機能を高めるとともに、体内の余分な物質を排出してデトックス効果を発揮します。最後に、サウナを利用して大量の汗をかくことで、体に溜まった重金属や毒素を効果的に排除します。

コーヒーと食物繊維で日々の食生活をデトックスに特化したものに変え、サウナで体の疲れを吹き飛ばすこの3つだけで、筋肉にとって悪影響な最悪の物質を取り除くことができます。これらの方法は日常生活の中で比較的簡単に実践することができますので、体の健康を保ちたい方は是非とも試してみてください。今回の情報が皆様の健康維持・向上の一助となることを願っています。


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