今回は
『過食症と栄養学』
について。
藤川徳美先生著
『分子栄養学による治療と症例集』
より

過食衝動に対する栄養学
40歳女性
夫と子供の3人暮らし。
18歳でダイエットをして以降、嘔吐と過食を繰り返すという女性。
自分の意思で止めようとも過食衝動が治らない。
イライラして子供に当たってしまう。
大病院でも改善の兆しがない。
メガビタミン療法を開始
糖質制限
プロテイン10g✖️3
ナウブースのアイアン
ビタミンB
ビタミンE
ビタミンC
を開始
※上記のサプリメントはアイハーブで購入可能です。まとめていますので、もし気になったら覗いてみてください!!
1か月後にはびっくりする程改善し、嘔吐もなくなったらしい。
過食症でプロテインなしで、高タンパク食では過食衝動が治らず失敗する事もあったらしい。
だからプロテインは必要との事。





さてここからは僕の考えと補足。
過食衝動は
①脳の抑制性神経伝達物質の不足
②エネルギー産生不足によるもの
③果糖による糖質依存
と思う。
①は欲求を理性で抑えることができないほど、抑制系の材料不足に陥っている事が考えられる。
②は感情や欲求を抑えようとすると物凄いエネルギーの消費される。
その為手っ取り早く糖質でエネルギーを得ようとするのではないか?
③については
白澤卓二先生『出来る人の健康学』より
果糖(もしくは果糖ブドウ糖液糖)は脳に炎症を起こし記憶障害を起こす。
またNYタイムズの『果糖中毒』では糖質依存はアルコール依存と酷似だと言っている。
なんにせよ、糖質過剰によってビタミンを大量に消費される為、材料不足を起こすことになる。
次に
プロテインだが、高タンパクより内臓の消化酵素による負担が少ない事が考えられる。
より負担を減らすには、アミノ酸の摂取もいいかもしれない。
EAAやBCAAなんかはいいと思う。



藤川先生曰く
キッチリ低糖質、鉄ビタミン、プロテインをすれば短期間で驚くほど効果があるらしい。
過食衝動が出ている人は是非やってみてくださいね!



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