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スランプなどない②  立ち直り反応について


今回は立ち直り反応とスランプについて書いていこう。

頸部には首を回したり前後左右に動かしたりと運動器としての働きだでなく、頸部が傾いた時に体を立て直し転倒しないようにするという機能もある。

頸部を動かすと視覚と空間的な認知して自分の立ち位置を決め、重心をなるべく崩れないようにしている。

もしこの機能がくづれたりすると、例えば急に振り向いたりした時にふらついたりしてしまうのだ。

立ち直り反応の受容器は頸部の筋肉にあり、この筋肉の収縮度合いや緊張状態で体をふらついたりしないように体の状態を立て直すのである。

もし頸部の筋肉の状態が悪くなると(筋緊張の過剰緊張状態)になるとサッカーでボールを追うために振り向いたりした時に、頭の位置が分からなくなり体のバランスの感覚がくるってしまいボールの位置が分からなくことがあるかもしれない。

事故などでむち打ちになると、気分が悪くなるというのは頸部の過緊張状態の為頭が揺らされているため酔ってしまうのではないだろうか?

このことを踏まえ、スポーツのスランプについて当てはめていくと。

例えば野球のピッチャー、バトミントンやテニスのサーブやスマッシュでは肩を挙上し体の対角線上に腕を振り下ろす動作がある

対角線上の動きというのは、中心線があることによって成立する。

ということは肩を挙上した時に頸部を動かして体の中心線をブレさせないようにしている。もし頸部に問題がある場合立ち直り反応が鈍り、中心線がぶれてしまい、視点が若干ずれてしまう。その視点のブレは少し崩れると野球のピッチャーの場合ではキャッチャーのところまで行くまでにはかなりのズレが生じてしまいコントロールが定まらないということになる。より大きい試合やより高度な試合のやり取りなった時に勝敗を決定づけることがある。

こういった選手は練習をたくさんしたとしてもどうにもならない。スランプや精神的な問題とかたっづけられて引退する選手を多く見たが、どの選手も才能のある選手が多く残念だと思っていいたことを思い出す。

結構こういった症状の方がいる。プロの選手でもテレビを見ていると頭が若干ぶれてコントロールが定まらないのを目にすることがある。

頸部の筋肉は競技おいてもものすごく大切であるとおもう。

 

 

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