
紅麹とはどれほど危険なのか?アメリカの医師の間では、モナコリンKやシトリニンの危険性は常識とされています。
紅麹に関するサプリメントや自然食品の取り扱いについて考えてみましょう。今年の1月に小林製薬が販売している紅麹関連サプリメントを服用した一部の人々が健康障害を起こし、病院での治療が必要となる事態がありました。これは1月からあった問題で、発表には2ヶ月かかりました。該当する商品は自主回収されています。
発酵食品は古くから存在し、安全だと考えられがちですが、発酵は食品が腐るプロセスでもあり、危険性を伴うこともあります。発酵食品は、有益な微生物によって作られますが、条件によっては有害な物質を生産する場合もあります。
紅麹はコレステロールを下げる効果があるとされていますが、スタチンと同様の成分を生産することがあり、副作用のリスクもあります。特に、シトリニンなどの有害物質を生産する可能性も指摘されています。
今回は現在話題になっている紅麹について健康成分と有害成分について書いていきたいとおっもいます。
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紅麹とは
紅麹(こうじ)とは、米や大豆などの穀物に赤麹菌(モナスカス属の菌)を培養させて作られる発酵食品です。中国や日本では伝統的に食品の着色料や発酵調味料として使用されてきました。紅麹は、特に中国では「紅麹米」としても知られ、健康食品や漢方薬の材料としても利用されています。
紅麹の健康への影響が注目されるようになったのは、その中に含まれる「モナコリンK」という成分がスタチンと同様の効果を持つことが明らかになってからです。スタチンはコレステロールを下げる薬として広く使われていますが、モナコリンKもコレステロールの生成を抑える作用があるため、自然のスタチンとも称されます。
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モナコリンKの効果
モナコリンKは、体内のコレステロール合成を抑制することで、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を低下させる効果があります。これにより、動脈硬化などの心血管系疾患のリスクを減少させることが期待されます。
モナコリンKの作用機序
モナコリンKは、体内でコレステロールを生成する際の初期段階であるHMG-CoAをメバロン酸へと変換する反応を阻害します。この反応はコレステロール合成における重要なステップの一つであり、この過程を阻害することで最終的にコレステロールの生産量を減少させます。その結果、血中コレステロールレベルが低下し、心血管疾患のリスクを減少させることができます。
シトリニンは、特定のカビ種、特にペニシリウム、アスペルギルス、モナスカス属などによって生産されるマイコトキシン(カビ毒)です。紅麹(モナスカス属のカビを使用した発酵食品)の製造過程で発生することが知られています。シトリニンの毒性による主な懸念は腎臓への影響であり、長期間にわたって低濃度のシトリニンに曝露することで、腎臓の障害や機能不全を引き起こす可能性があります。


シトリニンの毒性
シトリニンは主に腎臓に対して毒性を示し、腎細胞の損傷を引き起こします。これは、腎臓が体内の毒素や廃棄物をフィルタリングし排出する重要な役割を持つことから、腎機能障害に直結します。さらに、シトリニンはDNA損傷を引き起こす可能性があるため、長期間の曝露はがんリスクを高めることも示唆されています。
シトリニン中毒の症状
シトリニンによる中毒症状は主に腎障害に関連しており、以下のような症状が報告されています:
- 腎臓機能の低下: 腎臓が正常に機能しなくなり、体内の毒素や余分な水分、電解質のバランスを維持できなくなる可能性があります。
- 蛋白尿: 腎臓のフィルター機能の損傷により、尿中に通常は血液中に留まるはずの蛋白質が漏れ出ることがあります。
- 血尿: 尿中に血液が見られること。これは腎臓の損傷や尿路系の問題を示す可能性があります。
- 全身のむくみ: 腎臓が余分な水分を排出できなくなると、体内に水分が溜まり、特に足や顔周りのむくみとして現れます。
- 疲労感: 腎機能障害により体内の毒素が排出されにくくなり、全身の倦怠感や疲労感を引き起こすことがあります。


モナコリンKと類似の効果を持つ成分を含む食材
モナコリンKのようにコレステロールを下げる効果が期待できる成分を含む他の食材はありますが、化学的にモナコリンKと同じではありません。こうした成分を含む食材は、健康的な食生活の一環としてコレステロール管理に役立つことがあります。
- オメガ3脂肪酸を含む食材: 青魚(サーモン、マグロ、サバなど)、亜麻仁油、チアシード。オメガ3は、特に血中のトリグリセライドを低下させる効果が認められています。
- 食物繊維が豊富な食材: オート麦、大麦、豆類、野菜、果物。特に可溶性食物繊維はコレステロールの吸収を減らすのに役立ちます。
- スタノールとステロールを含む食材: 植物ステロールやスタノールは、小腸でのコレステロールの吸収を阻害することで、LDLコレステロールを低下させることができます。これらは特定の加工食品(例:一部のマーガリンやジュース)に添加されています。
- ナッツ類: アーモンド、クルミなどのナッツ類には、心血管疾患リスクを低減する効果があるとされています。
これらの食材は、モナコリンKとは異なるメカニズムでコレステロールに影響を与えますが、バランスの取れた食生活の中で、心血管の健康を支える役割を果たすことが期待されます。重要なのは、これらの食材を健康的な全体的な食生活の一部として取り入れることです。


終わりに
シトリニンの摂取を避けるためには、紅麹製品やその他のカビが原因となる可能性のある食品を消費する際には、品質が保証された製品を選ぶことが重要です。サプリメントを選ぶ際には、シトリニンを含まないことを明示しているか、または信頼できる製造プロセスを有しているメーカーのものを選ぶことが大切です
サプリメントや自然食品に含まれる成分の量や品質にはバラつきがあり、長期的な健康リスクが十分に研究されていないことが多いです。そのため、これらの製品を使用する際には慎重さが求められます。ビタミンやその他の栄養素も、適切な量を摂取することが重要で、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
最終的に、薬だけに頼るのではなく、運動や食生活の見直しも含めた総合的な健康管理が大切ですね。
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