
今回でマグネシウムについての解説はおしまいです。
今回はマグネシウムの摂取方法と摂取容量について解説したいと思います。よろしくお願いします。
マグネシュウムの効率的な取り方
カルシウムとマグネシウムは体内で2対1の比率が大切とされています。そのため、以前はマルチミネラルのサプリメントにこの比率でカルシウムとマグネシウムが含まれていました。しかし、牛乳をよく飲む地域では、骨折が多いという報告があります。これは、日照時間が短くビタミンDが作られないという問題もあるけど、乳製品のカルシウムとマグネシウムのバランスが悪いことも関係しています。乳製品はカルシウムが多く、マグネシウムが少ないのです。
昔の人々は乳製品をあまり飲んだり食べたりしなかったと思われ、逆にナッツ類をたくさん食べていました。ナッツ類にはマグネシウムが多く含まれるので、私たちの体はマグネシウムが多くカルシウムが少ない食事を求めているかもしれません。
普通の食事ではカルシウムも不足することがありますが、マグネシウムの不足はもっと問題になります。だからこそ、最近のマルチミネラルの製品では、カルシウムとマグネシウムが「1対1」の比率で含まれているものが増えてきています。
マグネシウムの摂取量
マグネシウムの適正な摂取量について厚生労働省は、男性で一日400mg弱、女性で300mg弱を推奨しています。ところが、平成25年の国民健康・栄養調査によれば、実際の摂取量は男性で255mg、女性で225mg程度に留まっています。つまり、現状ではマグネシウムの摂取が十分ではないということです。
マグネシウムは心臓や血管の疾患を予防し、インスリンの働きを良くする効果もありますから、サプリメントで一日200~300mg程度追加で摂ることが望ましいと言えます。ただし、マグネシウムは摂り過ぎると下痢を起こす可能性があるので注意が必要です。実はマグネシウムは下剤としても利用されています。
そこで、下痢を起こさずにマグネシウムを摂取する方法として、「エプソムソルト浴」があります。エプソムソルトとは「硫酸マグネシウム」のことで、飲むのではなく入浴剤として使い、肌から吸収させます。この方法でマグネシウムが肌から吸収されることは、2004年のバーミンガム大学の研究で確認されています。
エプソムソルトの使い方は簡単で、お湯150リットルに対して150~300gを溶かし、そのお湯に20分ほど浸かるだけです。これを週に3回ほど行うことで、マグネシウムが効率的に摂取できます。
また、マグネシウムオイルというものもあります。これは、マグネシウムを補給するだけでなく、炎症を抑える効果もあるため、関節が痛いときなどに塗ることで、効果が期待できます。ただし、塗った時に肌に刺激を感じるものもあるので、口コミなどを参考にして選ぶとよいでしょう。
食事においては、大豆やゴマ、ココア、バナナなどにマグネシウムは豊富に含まれています。また、サプリメントとして摂取する際は、ZMAという形で摂取すると手軽です。ただし、摂り過ぎて下痢を起こさないように、摂取量を調整する必要があります。逆に、便秘気味の人はZMAを便通を良くするために使うことも可能です。
エプソムソルトやマグネシウムオイルはネットで手軽に購入できます。これらを使って、健康な体を保つためにマグネシウムを適切に摂取しましょう。また、食事でも大豆やゴマ、ココア、バナナなど、マグネシウムを多く含む食品を積極的に摂ると良いでしょう。
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