論文紹介。
青森県立保健大学より。
僕も20年ほど病院やクリニック、老健関係でリハビリテーションに携わってきた。
でも栄養学を考えた施設は今までにない。残念ながら、Dr.や理学療法士、看護師等の認識がないということが
栄養学の論文を探していて、理学療法士が発表しているの珍しいので紹介しようと思う。
栄養が骨格筋に及ぼす影響

今回紹介する論文は、老人保健施設ニューライフと青森県立保健大学健康学部から栄養状態が骨格筋に及ぼす影響を調べた研究です。
ラットを用いて、カロリー摂取の違いで同じ運動をしたラットの足の筋肉の断面積を調べた。
そのラットは3群に分けて比較されている。
- 普通食
- カロリー制限食
- 高カロリー食
の3群。この時のタンパク質の量は同量でカロリーのみを増やした感じみたいです。

運動量はトレッドミルで週5回2週間行った。ダイエットしているネズミって、、なんかかわいいな。
あと通常食で運動しない群と比較している
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結果
結果は
体重はやはりカロリー制限食のラットが一番体重が低かった。
しかし筋断面積は
カロリー制限食のラットは運動をしないラットに比べ筋肉の筋肥大は大きかったが、普通食と高カロリー食のラットは制限食と比べるとは有意に筋肥大は起こったらしい。
当然だが運動をしないと筋肉の肥大はどの群より起こらない。
面白いのが普通食と高カロリー食でタンパク質の量が一緒であれば変化はなかったということだ。
子供に食べないと大きくなれないよ!!とか
お肉ばかり食べてたらだめ!とか
大きくなったらパパと結婚する!!
っという人がいるが、タンパク質の量が少ないと、摂取カロリーを増やしても大きくなれないということになる。ちなみに最後のは関係ない、、願望です。。。。すみません。


何が言いたいかっつーと
臨床的には筋肥大は
トレーニングの成果やリハビリテーションの評価となる。
そう言った成果は、トレーニングや筋力強化訓練のやり方や方法だけでなく、
食事によっても違ってきますよ!ってなことが言いたい。

ここでは、
- カロリー制限をするとある程度はするが、筋肥大は起こりにくいということ。
- やっぱり大切なのはプロテイン。
- 運動をしないと筋肥大しない。
ダイエットでも、
筋肥大しないとエネルギー消費が起こりにくいので、効率よく筋肥大するためにはある程度のカロリー摂取は必要だということになる。
筋肥大にはプロテインは必須です。
運動負荷を強くしてタンパク質の量が同じまたは減らしたりすると必要な筋肉の材料が減ってしまい、筋肉は逆に疲弊し萎縮してしまいます。
そうするとリハビリテーションの効果もかなり落ちてしまうということになります。しっかりタンパク質を取らせてより高いリハビリテーションの効果をあげてほしいと思います。
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終わりに
僕に余分な資産があり、リスクがなければ(そんな甘いことは絶対ないけど)やってみたいのは
病院のリハビリテーション施設の入り口にプロテインサーバーを置いたり
老人介護のデイサービスで、運動前と後にプロテインとサプリを飲ませるサービスをしたり、
学校のクラブで、プロテインをがぶ飲みさせたり
鼻からプロテインを飲ませる罰ゲームをさせたり


ある意味実験みたいになるので、年を通して経過を見てみたいとは思うのだが、それだけの度胸も資金もないので、ある人はやってみてほしい。
その結果を報告してもらいたい。。。



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