こんにちは!
今回は筋肉と筋肉の膜についてちょっと書いていこうと思う。
筋肉と筋膜

よく『筋肉は嘘をつかない!!』
とか『筋肉は世界を救う』とか
『とりあえずベンチプレスしとけ』
とか言われるこの昨今。
筋肉というのは
筋細胞と筋膜が合わさって筋肉ということになると考えています。

僕は臨床ではその筋細胞と筋膜は分けて考えたほうがいいと考えています。
細胞とは核やミトコンドリアなど細胞成分を細胞膜というもので覆ったものをいいます。
筋細胞も一緒ですが他の細胞と違うのが
- 多核である
- アクチンとミオシンという収縮タンパクが発達している。
- 細長い紡錘状・線維状の細胞で筋線維ともいう。驚くべきか一つの細胞のその長さは数センチにも及ぶことがある。
などが挙げられます。(細かくいうとすごい多いのでこの程度ですみません)
収縮タンパクは束になっていて、それを束ねるように筋小胞体や横行小管が覆っている。
その収縮タンパクの束を内容物として細胞膜が覆っている。
細胞膜というのはリン脂質でできており水を弾いて、内と外の環境を分け隔てている。
筋細胞は伸縮に特化した細胞で、収縮することにより動きや力を出すことができる。
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筋膜について
筋膜というのは、筋細胞を覆う膜のこと。
この筋膜が何でできているのかというと、コラーゲンとエラスチンというタンパク質でできています。
コラーゲンというのはとても硬い!!その硬さを利用して筋肉を覆い、細胞の保護・形態の維持・力の伝達という役目を担う。
コラーゲンが硬いと筋肉は伸びも縮みもできなくなるので、ゴムのような柔軟性が必要になりますその膜に柔軟性を出すために『エラスチン』が存在します。
エラスチンは細胞膜に動きを作ると思って貰えばいいと思います。


細胞膜と筋膜のつながりは?
さてここで問題。
筋細胞膜というのはリン脂質というドロドロした感じで形が定まらないものです。
筋細胞膜と筋膜を結びつける接着剤のようなものが必要になりますよね。
その接着剤の役割をしているものがあります。
- カドヘリン
- インテグリンなどなどなど、、、、
細胞膜の裏打ちタンパクとして
- カテニン
- ビンキュリンなどなどなど、、、

細かくて、難しいので、細胞と膜をくっつけるタンパク質があるとだけ覚えておけばOKです。
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何がいいたいかというと、、、。
何がいたかっていうと強い外力が加わると、細胞膜と筋膜との繋がりが傷つくことがあるということ。
そうなると筋肉の細胞自体も傷ついてしまうことになる。
そこに炎症反応が起こり腫れる。硬い筋膜に囲まれているので逃げ道がないので、腫れにより筋膜内に強い内圧がかかってくる。
めちゃくちゃ痛い。
ということになる。
これは筋膜が傷ついても同様な反応が起こることが考えられる。
細胞を修復させるためには大量なエネルギーを必要とされる。もちろん大量のタンパク質などの栄養素も必要となるだろう。トレーニングビギナーが翌日疲れて起き上がれなくなることがあるのはこう言った理由がある。
もしここで栄養素が不足すると筋肉の回復が遅れるということも言える。だから練習前や練習後のプロテインが有効だと言える。
あとよく
強い練習や、負荷をかけたトレーニングを指導する人がいる。また、強い筋肉痛があるにもかかわらず根性が足りないと練習を強行させる人もいる。
これは筋肉の発達を考えると怪我を誘発する恐れがある。
またパフォーマンスの低下や痛みのためフォームの崩れ、イップスなどの不調を引き起こす恐れも。
筋肉の強さというのは人によってや、その食生活によっても違う。
同じような指導ではいけないし、一人一人の状態確認が必要になる。


まとめると、、
筋膜と筋細胞の繋がりから、スポーツやトレーニングを考えると
- 練習前や練習後にはタンパク質を取るようにする
- 強い練習やトレーニングをするときは同じ筋肉に強い負荷をかけないように気をつける(こまめに練習メニューを変えていく)
- 痛みがあるときは無理をさせない。痛みのない程度か痛みのない部位や練習を考える。
などなどが考えられる。
最近武井壮さんの動画で、自分の動きの感覚は少しずれがあるらしい。武井さんはこの微妙なずれを修正する練習をしていたらしい。
Hunter✖️Hunterでもゴンとルキアの修行で同じようなことをしていたような。。。
とりあえず、そのずれを確認することがスポーツでは大切だ。
確かに上に行けば行くほどちょっとしたことで勝敗を分けたり、コントロールが悪くなったりする。
強くて長い練習が全てではない、こういった微妙な動きの習得というのもパフォーマンス向上に必要になる。
ただ理解していてもあまり面白くない練習だけど、それをさせるのも指導者の腕の見せ所だろう。

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