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音がこもって聞こえにくい!-症例紹介

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肩甲舌骨筋

こんにちは!かのえ鍼灸整骨院です。

今日は症例紹介をしていきます。

症状は「音がこもって聞こえにくい。」という主訴の方の施術例です。

飛行機に乗った方はわかると思いますが、鼓膜がパンパンになって詰まったような感じになって、耳が聞こえにくくなるといったという経験はないでしょうか?

・飛行機でなくても雨の日になると耳の調子が悪くなったりとか

・耳から空気を出そうと鼻をつまんで息を堪えても空気がなかなか抜けないとか

もしそういう事があったら耳がき聞こえにくくなる黄色信号かもしれません。

そういったことがありましたら、一度読んでいただいて当院にご連絡いただければと思います。

症例


会社員50代女性。

特に病歴なし

2週間前から耳に粘土のようなものが詰まったように気持ち悪い感覚がったが音が少しこもるような感じで特に何も思わなかった。

耳鼻咽頭科に行くも特に問題はなく、聴覚にも問題はなかったとのこと。

3日前天気が悪く雨が降っていた。昼辺りから鼓膜が詰まった感じがして右耳が急に聞こえなくなったとのこと。

ダンスの友人の紹介で当院に来院。

耳の空気が抜けないという事は、、、

耳というのは鼓膜によって体内と体外を隔てています。

そのため気圧の変化が起こると内耳の空気が膨張したり収縮したりします。

膨張しすぎたり収縮したりしすぎないように空気を逃がす穴というのが存在します。

その穴は「耳管咽頭口」という、耳と喉をつなぐ穴が存在します。

もしその穴が何らかの理由で狭くなったり、閉塞してしまったりすると、空気の逃げ場が無くなります。

そのため鼓膜が過緊張状態になりパンパンになると、音を拾うための鼓膜の振動ができなくなり聞えにくくなります。

その何らかの理由として循環状態が悪くなり、水分子の吸収ができなくなり浮腫を起こしたと考えています。

もちろんその原因となるのは筋肉による事がおおきいと思われます。

特に頸部後面でなく、解剖学的位置関係から、前側面。喉や顎に付着する筋肉によって症状を出していると予測できる。

今回主に刺激した筋群

①胸鎖乳突筋

②顎二腹筋

③肩甲舌骨筋

この3筋は頭頚部の主要静脈で、圧迫により容易に交通を阻害してしまう。

これら筋群の血管の絞扼を軽減させることにより、浮腫を(むくみ)をなくし、耳管咽頭口で空気を通し、鼓膜にかかる負荷を減らすという考えです。

経過

2度の施術で詰まった感じが消え、空気が抜けたように耳閉感は無く、音が聞こえるようになったとのこと。

まだ曇り空の時は少し鼓膜が張った感じがするという事です。

喉のメンテナンスに週に1~2回来ていただければ維持はできると思います。

 

 

 

 

 

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