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葉酸の力:ホモシステインの健康への影響

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こんにちは、みなさん。今日は、日常的に食事から摂取することのできる、とても重要な栄養素「葉酸」について語りましょう。

葉酸って何?

葉酸は、ホウレンソウ(ほら、葉酸の「葉」の部分が示す通り、ホウレンソウから名前が付けられました)や他の緑色の野菜、全粒穀物、豆類、果物などの植物性食品に豊富に含まれています。また、驚くことにレバーにも含まれています。

葉酸の役割は何かと言うと、葉酸はアミノ酸やビタミンの代謝と、タンパク質の生合成に深く関与しています。しかし、その中でも特に注目すべきは「ホモシステイン」の代謝です。

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ホモシステインとは?

「ホモシステイン」って聞いたことありますか?これは体内で作られる物質で、必須アミノ酸であるメチオニンから生まれます。ただし、ホモシステインが過剰に生成されてしまうと、体内でいくつかの問題が生じることが科学的に証明されています。

ホモシステインが血中に大量に存在すると、血液中の酸素と反応して酸化を促進します。そして、この酸化の過程で活性酸素が生成され、これが血管にダメージを与えてしまうのです。さらに、ホモシステインは、過剰になるとホモシステイン・チオラクトンという物質に変わり、これがLDL(いわゆる「悪玉」コレステロール)と結合してホモシスタミドという変性したLDLを作り出します。

この変性LDLは体にとって異物と認識され、白血球によって取り込まれて泡沫細胞となり、血管壁に付着します。更に悪いことに、泡沫細胞は血管壁の細胞を活性酸素が蓄積しやすい状態にしてしまうため、細胞ダメージを引き起こします

また、最近の研究によれば、血中のホモシステイン濃度が高いと、アルツハイマー病になるリスクも高まると指摘されています。

葉酸のパワー: ホモシステインを制御

さて、ホモシステインが作られ、その後どのように代謝されるのかについて見てみましょう。概ね、次のような流れになります:メチオニン→ホモシステイン→システイン→尿として排出。この過程で、一度できたホモシステインはビタミンB12と葉酸の働きによって再びメチオニンに戻るのです。さらに、ホモシステインがシステインに変わる過程では、ビタミンB6が必要となります。

このように、体内におけるホモシステインの量を適切に制御するためには、十分な量のビタミンB12、葉酸、およびビタミンB6を摂取することが重要です。これらを適量摂取することで、ホモシステインの過剰生成を防ぎ、その結果、動脈硬化のリスクを軽減することが可能となります。

研究によると、一日に400〜800μgの葉酸を摂取すると脳卒中のリスクが減少し、ビタミンB6やB12と組み合わせることで血管の弾力性を改善し、冠動脈疾患のリスクを低下させることができますまた、シイタケに含まれるエリダデニンやウコンに含まれるクルクミンなどもホモシステインを減少させるのに効果的だとされています。

ただし、あまりにも大量に葉酸を摂取すると、葉酸過敏症(蕁麻疹やかゆみなど)を引き起こしたり、亜鉛の吸収を阻害したりすることがあります。しかし、通常の量(1mg以下)ならば問題はありません。

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産婦に対してサプリメントとして葉酸を摂取することを勧めています。この場合、一日に400〜800μgを摂取すると良いとされています。

まとめると、葉酸は私たちの体にとって重要な栄養素で、健康を維持するためには適切な量を摂取することが重要です。食事だけでなく、適切なサプリメントの使用も考えてみてください。

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