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呼吸器系疾患と呼吸筋についての論文について

スポーツ障害

今回は北里大学の論文を読んでみた。

呼吸器疾患についてだ。

兼ねてより僕は臨床において呼吸器に関わる筋肉の重要性を考えていた。

それはエネルギーを作るためには酸素が必要だからだ。

今日はその重要性について論文を交えて書いていこうと思う。

 今回の論文内容について

今回の論文は日本呼吸器学会より

北里大学医学部 横場正典氏 阿部直氏の『呼吸器疾患と呼吸筋』より

この論文によると

呼吸というのは、肋骨を動かす筋肉や横隔膜(厳密には横隔膜も筋肉)によって行われている。

呼吸器疾患(慢性肺気腫・COPDなど)の患者は横隔膜が平定化してしまい、また横隔膜の筋長は短縮して筋収縮が小さくなる。

そのため、横隔膜から発生する力が小さくなり呼吸筋疲労を起こしたしまう。という内容。

簡単にいうと、横隔膜が働きにくくなるため肋骨を動かす筋肉が強度に働かなければいけなくなる。

安静呼吸筋だけでなく強制呼吸筋も動員して呼吸を維持しようとするのでエネルギー消費が激しくなりそのエネルギーを作るためにより酸素を取り込むために激しく呼吸筋を酷使するため疲労が起こる。ということだろう。

整骨院や鍼灸院として呼吸器疾患の対応

僕の整骨院にも呼吸が苦しい、息が浅いなどの呼吸器系の訴えをする人が多くいます。

決して呼吸器疾患とは限らず、一般の患者にも痛みやだるさだけでなく、ごく一般的にそう言った訴えがある患者は存在します。ほとんどの場合が病院では不定愁訴として扱われることが多いようです。

さてこの論文から、我々整骨院や鍼灸院はどう考えることはと言えば、

エネルギー代謝です。

そのエネルギーを作るためには種種の栄養素と酸素です。

その酸素を取り込むためには肺が伸縮する必要があります。

その肺の伸縮は肋間筋や横隔膜、脊柱起立筋などの働きが必要です。またそれを補助する腹筋や頸部の筋肉も必要です。

ではこの情報をもとに私の考えを述べます。

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かのえの考え方

僕の考えとしては、横隔膜の短縮は肋骨の動きが慢性的に小さためその動きに横隔膜が順応してしてしまうと考えます。

肋骨の動きが制限されるということは

脊柱筋や大胸筋、外腹斜筋などの腹部を大きく覆う筋肉の緊張状態が強く肋骨の動きを阻害しているからと考えられる。また最近よく言われている『巻き肩』『猫背』も影響を受けるだろう。

『巻き肩』『猫背』は胸部の方向に肩が入ってしまい、肋骨の上方への動きをさえぎってしまう。

そんな感じで肋骨の動き制限されてしまう。

これが長期間続くと、論文で書かれている通り横隔膜の筋長が短くなり慢性的な疲労が出てくるかもしれない。

何にせよ早めに手を打っておく方がいいのは確かだ。

だがこの息の浅さや苦しさというのは、一般の方には感じにくく、意識に入ってこないというのが厄介だ。

そんな患者に対してはこちらからアプローチする必要があるが、これには動作観察や分析する能力が必要なので、施術者側の熟練度も要求されるのでこれまた厄介。

余談だけど、

巻き肩や猫背が強度になると顎を突き出すような感じになる。

人相学的には尊大で人を見下す傾向にあるらしいのであまり良いことではない。

だがこれは呼吸器の働きが悪くなるので頸部を突き出すことによって気道を確保するためなのではないかと考えてりする。またこの状態では飲み込みが悪くなる。一度首を突き出して飲み込んでみてほしい。結構苦しかったりする。

てな感じであんまり長期にわたってこの状態を続くのは良くない。

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呼吸が苦しいと栄養状態も悪くなる

さて呼吸が苦しいとなんで栄養状態が悪くなんねん?ってことをちょこっとだけ言っておこうと思う。

それは酸素を使ってエネルギーを作るときには、ビタミンやミネラルが細胞内のミトコンドリアで使われます。

呼吸が浅く、早いということはそれだけエネルギーを作るのに大量のビタミン、ミネラルの消費が激しくなるということ。

とりあえず、エネルギーを作るのに必要なビタミン・ミネラルについては下の欄に載せておくのでチェックしてほしい。

また自分で用意ができない人のために栄養士やドクターが監修したお弁当もあるみたいなのでチェックしてくださいね!

アイハーブのおすすめエネルギーブーストを載せておきます。

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まとめ

さて論文を読む機会の少ない人や読んでもなかなか臨床に結びつかないという人のためにもこういった論文を臨床での応用の仕方などについて書いていこうと思う。

呼吸器系で悩む人は多い。ちょっとでも助けになればいいと思う。

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