皆様こんにちは!!かのえ鍼灸整骨院の宮川です!!
さて、一応僕も整骨院をしているので、メイン疾患である肉離れについて解説していきますね!
今回のブログでは、
①肉離れとは?
②肉離れの当院での施術の考え。
③肉離れにならないための栄養学。
でお話していこうと思います。
1・肉離れについて(痛いよね。。。)
オリンピックも近づいてきて、スポーツに精を出す方も多いのではないでしょうか?スポーツをしていて一番怖いのが怪我ですよね。。そんなスポーツ選手なんかでも一番多いのは肉離れではないっでしょうか?
捻挫やら打撲やらありますが、僕の意見としては結局は全て一緒だと思います。(怪我の発生の仕方が違うだけだと思いますね。)
では、肉離れってどういう状態かというと。筋肉の中には以前もお話しした通り結合組織性の膜「筋膜」が複数存在します。
読んでおられない方は下のリンクをクリックしてくださいね。
http://kanoe0908.xsrv.jp/wp/2019/05/18/筋肉の構造について。簡単に解説します。/
簡単に説明すると、一本一本の筋線維の外側には『筋内膜』があり、いくつかの束になって『筋周膜』になります。そして、その筋周膜に包まれた筋線維束がいくつか集まって、『筋外膜』に包まれます。このようにいくつかの膜に包まれて筋肉は力学的に強く壊れにくい構造になっています。しかし、限界を超えた強い外力がかかったり、引っ張られたり、局所に大きな力が集中すると、その筋膜が裂けたり、切れたりしてしまいます。
筋膜にはたくさんの血管や神経が走行していますので、出血や強い痛みが同時に起こります。この筋膜が傷ついた状態を総じて『肉離れ』と言います。
どんな時に肉離れが起きるかというと、実はよくわかっていません。伸張性収縮であるエキセントリック動作で起こるかというとそうでないようです。
どちらかというと、調整不足が起因しているという事らしいです。たとえば、寒冷状態、筋疲労状態や低栄養状態があった場合肉離れになりやすいという事です。
また、年配者になるとコラーゲン線維の脆弱さがかなり出てきます。年配の方のスポーツやトレーニングは気おつけて行ってください。
2・当院での肉離れの対応
上記のように、肉離れは寒冷状態と筋疲労状態(栄養状態については後で解説)である時に、強い外力がかかると起こるという事なので、調整の仕方が怪我を防ぐ手段の一つになります。
寒冷に対しても筋疲労に対してもですが、筋温をある程度高める必要があります。すなわち、エネルギー代謝をトレーニング前にあげておく必要があるという事です。
エネルギー代謝についてはhttp://kanoe0908.xsrv.jp/wp/2019/05/19/エネルギー代謝について、簡単に解説/
を参照してください。
運動前の静的ストレッチはパフォーマンスを下げるので、ダイナミックストレッチや、ごく遅いスピードでのランニングかウォーキングによりエネルギーを産生させた上でトレーニングを行うよう指導します。
肉離れになるというのは、疲労や寒冷が起因しているということ。すなわち、筋線維が硬くなているという事です。筋肉が硬い状態で肉離れを起こすと、生理学的な難しい話はおいといて、局所的な腫脹(腫れ)や痛覚過敏が起こります。痛覚過敏は腫れにより、さらに痛覚を刺激するので強い痛みを発します。
当院の施術としては、この腫れをより早く引かせることが、(生理学的に2日以内)早期復帰のカギになります。
DR マーティンがRICEという応急処置法を発表しましたが、その中でアイシングがあります。しかし、アイシングは怪我の回復を遅らせるとご自身が発表されました。
これについてはhttp://kanoe0908.xsrv.jp/wp/2018/09/14/スポーツ関係者必見!!rice-は間違い?/
に詳しく記載しています。
当院ではまず、ラジオ波やホットパックで温めることから始めます。微弱電流なども組織の回復を早めるので使用することもあります。
そのあと、原因筋に対してと、血管の走行に対して関連する筋肉に対して施術を行っていきます。
実際に施術に関しては動画を参照ください。。
当院の考えとしては
①筋肉を温める
②筋肉を弛緩させる
③循環を改善させる
ことが、予防であり、肉離れになった際の対応となります。
3・肉離れにならないための栄養学。
肉離れになるという事は、筋膜が傷つくという事。すなわち筋膜の構成成分であるコラーゲン線維が脆弱になっていることが考えられます。
コラーゲン線維はたんぱく質で出来ています。そのコラーゲンを作るためにはビタミンCも必要になります。
これについては、当院の栄養学のブログ『プロテイン・ビタミン主義』に記載してます。
あとコラーゲンについても

筋温を高めるためにはエネルギ―代謝が必要です。そのためには特にビタミンB群が必要です。

ミネラルとしてはマグネシウムが不足すると足がつるという事になりますので十分(一日400mg以上の摂取)をこころがけてください。
マグネシウム不足の症状については

スポーツやトレーニングは楽しく行うのが一番!!
皆さんも肉離れにはきをつけてくださいね!!
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