マグネシウムが不足すると大変なことになります。
マグネシウムが不足すると、多くの健康問題が発生する可能性があります。
不安神経症、パニック障害、うつ病が考えられ、頭痛や偏頭痛、全身の疼痛にも影響を及ぼします。
さらに、肩関節石灰沈着症や腰痛、ぎっくり腰などの関節や筋肉の問題も引き起こすことがあります。
また、高血圧、脳卒中、頭部外傷や脳外科手術によるダメージのリスクも高まり、高コレステロール血症の発症率も上がると考えられています。
肥満、メタボリック症候群、糖尿病といった生活習慣病のリスクも増大します。
女性の健康においては、マグネシウム不足はPMS（月経前症候群）、月経困難症、多嚢胞性卵巣症候群を引き起こし、また、不妊症や子癇につながることもあります。
脳の健康においてもマグネシウムは重要で、脳性麻痺、パーキンソン病、アルツハイマー病のリスクが上がることが指摘されています。
さらに、骨粗鬆症の発症、腎臓結石（特にカルシウム結石）の形成、気管支喘息の発作、慢性疲労症候群、線維筋痛症、化学物質過敏症、さらにはがんのリスクも増大する可能性があります。
これらすべてが、マグネシウム不足の可能性がある症状です。
マグネシウムを多く含む食べもの
マグネシウムは食事から摂取することが最も一般的です。特にマグネシウムが豊富な食品には以下のものがあります：
- 穀物：全粒穀物、特に緑黄色野菜、大豆や豆類はマグネシウムが豊富です。
- ナッツと種：特にアーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ、胡麻、パンプキンシードなどです。
- チョコレート：特にダークチョコレートはマグネシウムが豊富です。
- バナナ：バナナはマグネシウムを含む食品の一つです。
- 深海魚：サバや鯖などはマグネシウムが豊富です。
これらの食材を積極的に食事に取り入れることで、マグネシウムの摂取量を増やすことができます。
また、食事からの摂取だけでなく、マグネシウムはサプリメントとしても提供されています。
マグネシウムの経皮吸収
マグネシウムの経皮吸収についてですが、これはスキンケア製品、入浴剤、オイル、またはマグネシウムを含む水（マグネシウムリッチウォーター）を肌に塗布することでマグネシウムが皮膚から体内に吸収されることを指します。経皮摂取は、飲み物や食事として摂取する方法と比べて、吸収率が高いとされる場合があります。これは、消化器系を経由せずにマグネシウムが直接体内に取り入れられるためです。
マグネシウムオイルは、特によく用いられる経皮吸収製品の一つで、体の必要な部位に直接スプレーすることができます。
また、マグネシウムフレークを使用してバスソルトを作り、それを浴槽に溶かしてバスタイムに利用することも一般的です。これらの方法は、体へのマグネシウムの供給を補うだけでなく、リラクゼーションや筋肉のリカバリーにも役立つとされています。
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タラソテラピー
タラソテラピーとは、海水や海泥、海藻など海洋由来の素材を利用した健康・美容法のことを指します。
言葉自体はギリシャ語の「thalassa」（海）と「therapeia」（治療）から来ています。
マグネシウムは海水に自然に含まれており、タラソテラピーはマグネシウムの吸収を促進する効果があります。
タラソテラピーは、体を海水に浸すことにより、マグネシウムをはじめとするミネラルを経皮的に吸収します。
これは、バスタブやスパで温かい海水を使用することにより、筋肉の弛緩、血行促進、デトックス効果などをもたらします。
さらに、海水浴は心地よいリラクゼーション効果も提供し、ストレスや不安の軽減に寄与します。
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