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目の疲れと筋肉と循環と

交野

 

こんにちは、かのえ筋鍼灸治療研究所です。

今回は「目の疲れと循環と筋肉と。」

最近、スマホやパソコンなどを見ている時間が多いので目が疲れることが多くなります。

特に日本人は世界で最も目の悪い人種だといわれています。

司馬遼太郎さんの本にも、明治維新の時に外国人医師が日本人の悪さに驚いたというような記述があります。

人は目から9割の情報を得ているので、眼のケアは生きていく上で大切になってきます。

目の循環と疲れについて書いていきます。

眼疲れについて

まず、眼の疲れとはどういったことなのでしょう?

目というのは物凄く複雑な器官なので、今回は簡単に書いていこうと思います。

目で外界の情報の9割近く得ている。そのため多くのエネルギーや栄養を必要とし、その分血管で覆われています。

常に太陽光や塵など外界からの刺激を受けたり、空気にふれるため傷つけられるため、粘膜の入れ替えを常にする必要があったり、水晶体に常に栄養や免疫の維持をするために涙腺から涙を分泌する必要があります。

目を動かすためにも円の周りは外眼筋という筋肉に覆われていたり、瞼を閉める眼輪筋というのも存在します。

ものを見るときに、レンズのような働きをする水晶体を調節しながら、ピントを合わせています。この水晶体を調節するのが毛様体筋という筋肉で、水晶体を収縮弛緩しながら調整をしています。スマホなどを長時間見ていたりすると、毛様体筋はずっと緊張していることになり、筋肉疲労を起こしてしまいます。

また正常な目は潤っています。目の表面は涙に覆われていて滑らかですが、目が乾いていると涙が少ないために表面がでこぼこします。すると、そのためピントがずれ、私たちの脳はなんとかピントを合わせようと無理に筋肉を動かして調節するので、通常よりもエネルギー消費が多く疲れが生じてしまいます。

 

目の循環には静脈系が大切。

このように目には循環、血液によって栄養やエネルギー源を常に得る必要があります。

低栄養状態では目に十分な栄養が行き渡らないので、目の状態が悪くなりますのでしっかり、ビタミンなどの栄養素を摂る必要があります。

さて、その栄養を運ぶためには動脈を静脈の状態も良くなければいけません。

動脈というのは血管自体が筋肉で覆われており外力がかかった状態でも目的地まで物質を運ぶことができいますが、静脈は周りの筋肉の収縮によって血液を運びます。

そのため、筋肉が疲労し緊張し外力がかかると循環を阻害されてしまいます。

静脈系の循環が阻害されてしまうと、目で使われたエネルギ―によってできた水分子が大量にあふれ、さらに静脈系の循環を阻害してしまいます。

出口をふさがれた状態で、入り口からどんどん血液がなだれ込もうとするので全体に浮腫んだ状態となってしまいます。

むくみが強くなると細胞間での栄養の受け渡しが悪くなり組織の栄養状態が悪くなってしまいます。

目の場合長期間こういう状態が続くと眼圧が高くなり緑内障を引き起こします。

静脈はあらゆる所で圧迫されます。

例えば、頸部

頸部には脳に血液を送る総頚動脈と心臓に血液を返す総頸静脈が走行しています。

その二つの血管は胸鎖乳突筋や顎二腹筋など大きな筋肉に挟まれています。もし、長時間の労働で頸部の筋肉が緊張すると血管が圧迫されてしまい循環を阻害してしまいます。そうすると顎の部分で浮腫を作ってしまい、より内圧を高めてしまいさらに循環の阻害をしてしまいます。

側頭部や頬の部分でも側頭筋や咬筋と言われる筋肉によって同じような事が起こります。

筋肉の柔軟性が大切になります。

顔面、喉の筋肉は硬くなり易い?

目の疲れには循環が関与しています。

その循環には頸部・喉・顔面の筋肉の柔軟性があり、筋の収縮によるポンプ作用が必要です。

喉や顔面の筋肉は顔面神経や副神経など脳神経という直接脳から出てくる神経が支配しています。

顔面神経は表情筋を支配しているだけでなく、知覚や自律神経も支配している。

自律神経は環境の変化やストレスなどの影響を受けるため、長期間のストレスによる暴露は顔面筋や頸部の筋肉の過緊張状態を及ぼします。

ストレスやパソコンなどの刺激、さらに目から入る情報の処理でも脳でエネルギーを消費します。

循環が悪くなると、必要なエネルギー源を得ることができず、疲労を引き起こします。

目の疲労をとろう!!

目の疲れをとるためには、筋肉の柔軟性が必要です。

そのためには、

①目と首・喉を温める

②マッサージやストレッチをする。

③ビタミンをとる。

です。

①目と首・喉を温める

首・喉には外頚動静脈という、顔面や脳に血液を送る血管があります。

この通り道である、頸部や喉を温めることにより循環を改善することができます。

目の周りやこめかみにも、血管が多くありますので、温めましょう!!

 

マッサージとストレッチ

硬くなった筋肉をほぐし、柔らかくなると筋肉が収縮しやすくなるので、循環が改善します。

その目的で、首、顎、頬、こめかみ、目の周りをマッサージしてみましょう。

首の後ろも凝ると、目の疲れてしまうのでストレッチをしてください。

栄養を摂ろう!!

◆目は人体の中でビタミンCを多量に含んだ器官の一つです。

ビタミンCを多量に摂る必要性があります。

◆粘膜にもつつまれており、乾燥から身を守るため湿っています。

その粘膜に必要な成分としてビタミンAが必要です。

特にドライアイの人は目の表面が傷つきやすくなっていますので、大量のビタミンが必要とあります。

◆大量の電磁波や太陽光などに当たるため、目は相当のダメージを受けるので、酸化ストレスを大きく受けます。

その酸化ストレスを軽減するためにビタミンEなどの抗酸化ビタミンを摂ることも必要です。

◆目の周りがピクピク痙攣する場合は、重度のマグネシウム不足です。

マグネシウムが不足すると筋肉が緩むことができなくなるので、ピクピクしてきたらマグネシウムの摂取をするように心掛けてくださいね!!

 

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