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相反神経支配と怪我について

スポーツ障害

こんにちは、かのえ鍼灸整骨院の宮川です。

今回は相反神経支配と怪我について書いていきます。

相反神経支配ってなに?

ってなりますよね。

ちょっと難しい専門的なこともありますが、興味ある方はどうぞ!

相反神経支配とは?

 

 

 

 

相反神経支配というのは、たとえば、肘を曲げる筋肉の働かすときには

肘を伸ばす筋肉の働きを減退させる,

ある関節を動かす拮抗筋 (相反する働きをする筋) ,協調的な神経支配が行われている。

これを相反神経支配といいます。

脊髄反射の場合だけでなく,自律神経である交感神経と副交感神経についても,両者が同一の器官を支配している場合は,一方が興奮しているときに他方が抑制されるという相反神経支配が使われています。

関節を曲げるときには、曲げる筋肉の力加減によって、伸ばす方の筋肉の力もそれに応じて、緊張を緩めている神経支配の事を言います。

100%の力(というのは現実的には無理ですが)を出そうとするときには、拮抗筋(逆の働きをする筋肉)では100%力が抜けていなければいけません。

関節を固定するときには、主動作筋が50、拮抗筋が50という事になります。

 

相反神経支配と怪我

 

 

 

 

このように、人間の動きというのは神経によって調整されています。

もしこの機能が不完全になると怪我をするという事になりえます。

ボールをける動作を例に挙げると、強くボールを蹴った時に、主動作筋が働き膝は伸び切っています。ですが、それ以上になると関節は脱臼してしまいますので、その動きを止めるブレーキ的な役目を拮抗する筋肉が働いて、脱臼するのを防ぎます。

強くボールをけるという事は、その力に応じてブレーキも強く働かせないといけないので、その働きが何らかの影響で悪くなると、関節を痛めるという事になります。

歩いているときに膝がカクッと抜けるのも、相反神経支配がくるった状態なのです。

スポーツの試合など相手選手などをかわそうとして、片足に体重が乗った時にバランスを崩すという事があったりなど、相反神経支配の狂いはゲームを左右します。

相反神経支配はなぜ狂う?

 

 

 

 

 

相反神経支配は、なんで狂てしまうのでしょう?

理由はたくさんありますが、

①過度の緊張状態。

過度の緊張状態は、主動作筋、拮抗筋の両方とも緊張状態になっています。

そのため、関節の動きが初めから硬い状態になってしまいます。

よく、選手が動きが硬いなどの表現されるのは、緊張状態の為関節を滑らかに動かせなくなるからです。

その状態では、上手く相反神経支配が働きにくくなり、怪我につながります。

②疲労状態

練習のし過ぎで疲労が強くなると、エネルギー代謝が追い付かず筋肉を過緊張状態にします。

そのため筋肉の感覚がくるってしまい相反神経支配がうまく働かなくなります。

 

怪我が治りきっていない状態でも練習や試合をすると、取り返しのつかないことになることがあるので、怪我や疲労をコントロールして万全な状態でスポーツを楽しんでくださいね!!

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