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コラーゲン線維と筋肉の傷について

スポーツ障害

 

 

 

 

こんにちは!かのえ鍼灸整骨院の宮川です。

さて今回はコラーゲン線維についてです。

僕は今までたくさんのスポーツ外傷の施術に当たってきました。

若いうちからかなりのトレーニングをさせられている選手が多く。それに伴い怪我でリタイアする選手が多い様に感じます。

トレーニングや練習の割にはメンテナンスに対しての認識が低くい。

メンテナンスの重症性を言いたいので今回は、怪我の原因なるコラーゲンについて書いていこうと思います。

筋肉におけるコラーゲンの役割

 

筋肉においてのコラーゲン線維の役割は、主に筋膜です。

スポーツにおける怪我というのは、

捻挫や肉離れ、打撲といったもので、筋肉の繊維を覆っている筋膜が傷つくことで痛みを発生させている。

靱帯もあるのですが、靱帯が傷つく前に反射的に筋肉が収縮し靱帯が傷つくのを防ごうとしますが、それ以上の外力がかかってしまうので靱帯が損傷してしまいます。ですがその前に筋肉の損傷の方が激しく、血管も筋肉の方が多く含んでいるので出血量も多くなってしまいます。

ですから、治療としては靱帯損傷だけでなく必ず筋損傷も見る必要があります。

筋肉というのは、筋細胞を筋膜が覆います。

筋細胞は収縮を、筋膜は筋肉の構造を作り、保護、また収縮によって起こる力の伝達にも働きます。

その筋膜を構成しているのが、タンパク質の一種であるコラーゲン線維となります。

 

コラーゲン線維の構造

 

グリシンをというアミノ酸を含んだ繊維状のたんぱく質で、

コラーゲン分子は繊維が三本、三つ編になった構造となっています。

そのためコラーゲンには、力学的に非常に強度があり特に、腱の主成分はコラーゲン繊維がきちんとすきまなく配列したもので非常に強い力に耐える。

腱には、筋肉が発生した引っ張り力を骨などに伝え、運動を起こす際に非常に強い力がかかる。

骨や軟骨の4分の3はコラーゲンであり、びっしりと詰め込まれたコラーゲン細繊維が骨や軟骨の弾力性を増すのに役立っており、衝撃で骨折などが起こることから守っている。

このように、骨、筋肉、靱帯などいたるところにコラーゲンは必要です。

コラーゲン線維の劣化

 

コラーゲンは鋼鉄のように丈夫なのですが、どうして怪我をしてしまうのでしょう。

今回は、スポーツやトレーニングに焦点をあてて書いていきます。

激しいスポーツやトレーニングをするとエネルギーを作るために、たくさんの酸素を必要とします。

酸素がたくさん使われると、大体その2%(だったかな?)が 活性酸素となってしまいます。

活性酸素は強烈にたんぱく質を劣化させます。

たんぱく分子は活性酸素による攻撃を受け、ちょうどロープのささくれのような状態となり、近くにあるタンパク分子の間に橋を作ります。これを架橋形成と言います。

低栄養状態で激しいトレーニングを長期間行うと、筋膜のコラーゲン線維が架橋形成が起こり線維を劣化させます。

そこに強い衝撃が加わるとコラーゲン線維を傷つけてしまい怪我を引き起こしてしまいます。

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トレーナー、指導者にお伝えしたいこと

僕は仕事でたくさんの才能ある選手を見てきました。

ですが、故障、スランプでリタイアしている選手がたくさんいました。

中には本当に天才的だというような選手もいました。

たしかに、指導者にとって才能のある選手を見ると目をかけてどんどん負荷をかけたくなりますが、将来を見越したトレーニングと指導に心掛けてほしいと思います。

また、コラーゲン線維というのは大量のタンパク質が必要となります。

その生成にはビタミンCが必須です。

そういった栄養学的な指導も行ってほしいと思います。

 

 

 

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