こんにちは、かのえ鍼灸整骨院の宮川です。
今回は『雨が降ると頭がいた！！』です。
梅雨が近づいてきているので雨になる天候が不安定になることが多いです。
そんな時に、頭が痛くなってきたり体調がすぐれなくなったりすることはないですか？
僕も病院勤務時代はよくありました。仕事をしていると吐きそうになったりしますよねー。
今回はなぜそうなるのかできるだけ、簡単に書いていきますね！！
１・頭痛の種類
さて頭痛には一次性と二次性とがありますが今回は、雨など天候にかかわる一次性頭痛について書きます。
一次性頭痛には
①筋緊張性頭痛
②片頭痛
③群発性頭痛
があります。
それぞれの説明はまたの機会に書いていきますが、大体７０％が緊張性頭痛と言われています。
緊張性頭痛とは、ストレスや外部環境、肉体的な疲労などにより筋肉が緊張したために起こる頭痛です。
僕の考えでは、①から③すべて原因としては栄養学的な考慮やヘルペスウイルスなどの感染などを除いて、一緒だと考えています。
すなわち筋肉の緊張による痛みと考えています。
２・雨が降るとなんで痛いの？
さて大体の頭痛が筋肉の緊張による痛みと考えている理由は、首から頭部にかけて膜のように筋膜に覆われています。ちょうどパンストを被ったようになっています。
まーちょっとやりすぎですが、実際の解剖では
このように顎から顔面にかけてほとんど膜に覆われた状態になります。
(筋の形と触察法 川上敬介著 ）
顔面には物凄い量の血管に覆われいいます。
筋肉が筋膜を緊張させるため全体的に締め付けると血管が圧迫され循環不全を起こし、締め付けるような痛みを発します。
さてここまで、来ると勘のいい方はわかっていただけると思いますが、雨が降るという事は、気圧として低気圧になります。
ちょうど、山に登っている感じです。その時ポテトチップスの袋のような密閉された袋がパンパンになっているのと同じ状態になります。
こんな感じです。
生理学的にも物理学的にも他にも色々ありますが、とりあえず雨が降ると、頭ではこのようになっています。
そのため、血管が圧迫され循環状態が悪化します。すなわち筋のエネルギー代謝が悪くなります。エネルギー代謝が悪くなると大量に水分子があふれ出し、さらに筋肉を圧迫します。
エネルギー代謝については エネルギー代謝について、簡単に解説 を見てください。
このように雨が降ると頭が痛く、循環不全のため頭の働きが悪くなったり、めまいや吐き気を催してしまいます。
３・頭が痛いときの対応
ではどのようにして、痛め止めに頼らず、雨の日の頭痛に対応すればいいのでしょう？
①交感神経を興奮させない
②頸背部・喉・顎の緊張を解く
③筋肉を弛緩させる栄養を摂る
事です。
①交感神経を興奮させない
交感神経というのは血管を収縮させます。
ストレスなどの外的要因やパソコンや人混みなど情報量の多いところは避けるよう心掛ける。
コーヒーなどカフェインが含まれている物は交感神経を高ぶらせます。
なるべくコーヒーなどは避けましょう。
②頸部・顎・喉などの筋肉の緊張を解く
頸部や喉、顎には頭に栄養を送ったり、老廃物を運ぶ血管が多く走行しています。
頭にかかる圧力を軽減させるためにも頸部や顔面、喉のマッサージ、ストレッチをしてみてください。
ストレッチや体操についての動画は後に公開いたしますのでお待ちください。
③筋肉を弛緩させる栄養を摂る
筋肉の弛緩にはマグネシウムが必要です。
マグネシウム不足に気を付けて を参照してください。
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サプリメント、マグネシウムオイル等は
マグネシウムのお勧めサプリと経皮吸収できるオイルはこちら！！
また、脂肪酸が過酸化されると血液の粘度が上がり循環が悪くなったり、酸化のために酸素を馬鹿食いされて酸欠状態に陥ってしまいます。
その酸化を防ぐためにビタミンＥやＣなどの抗酸化ビタミンをたくさん摂りましょう。
お勧めびたみんＥ のＵＲＬを記載しときます。
東洋医学的な頭痛に効くツボ
最後に東洋医学で簡単にできるツボを紹介します。
①合谷
東洋医学ではかなりメジャーなツボです。
親指と人差し指の間にあります。軽く親指と人差し指でつまんでマッサージしてください。
②手三里
手三里は肘から指三本のところにあります。そこを軽く圧迫して少し痛みが出るところを円を描くようにマッサージしてみてください。
梅雨になると体調が崩れやすいです。皆さまくれぐれも、体調管理をして健康に過ごされますように、、。
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