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スポーツ関係者必見!!RICE は間違い?


こんにちは、かのえ鍼灸整骨院の宮川です。

RICEというのは「お父さん、ごはんよー。」のRICEは間違いで。怪我をしたときに応急処置方法のひとつであります。

当院にも多くのスポーツ障害の方が多く来院されていますが、皆さんこの方法で冷やして来院されることが多くいらっしゃいます。

 

RICEとは、安静、アイシング、圧迫、挙上の英語の頭文字をとったもので、1978年にThe Sports medicine bookという書籍でDr Gabe Mirkinが提唱しました。

もともと炎症を抑える目的でRICE処置を行うことが多く、早期競技復帰のために重要だと考えられていた。日本ではかなりの影響を受けており、スポーツ関係の本には必ずと言って現在でも記載されている。

 

しかし自身のホームページでDr mirkinは「RICE処置は回復を助けるのではなく、遅らせるものかもしれない。」と述べている。

つまり、RICE処置を提唱した人物がRICEは間違っていたと述べていのるのだ。彼はサイトの中で”Why Ice Delay Recovery”なぜアイシングは回復を遅らせるのか?という記事を書いている。

 

前にホワイトカラーというアメリカドラマで「怪我は冷やすより、温めた方がいいよ」というセリフがあったが、すごく印象に残っている。

少し難しいことを書くが、我々が怪我した後マクロファージがIGF-1(インスリン様成長因子)と言われるホルモンを組織に送る。このIGF-1は組織の修復には必須でそれによって損傷された組織は回復していく。炎症反応は組織回復に必須であり決して炎症反応を邪魔してはいけない。

RICE処置によりDr Markinは「アイシングをすることにより、このIGF-1の放出を遮ってしまい、結果回復が遅れる。」としている。

冷却により循環が減少し、回復が遅れることにより、慢性痛や再受傷することも考えられる。






紹介された記事を確認すると、

rest:過度な休息を避け痛みが制御できる程度動く方がいい

ice:短期的処置で痛みを軽減させるが、最終的には回復を阻害

compression:圧迫時のみ集計の減少がみられるが5分以内に元に戻る。効果はない

elevation:循環改善に一定の効果あり

という事である。

このように、受傷したらまず温める。そして動く範囲で動かすというのが正解であるようです。

このように書いてあるのですが、批判がある方は僕ではなく、直接Dr mirkinにしてね。



僕の知り合いにアメリカで研修を受けた人がいたがアメリカでは痛めたら

温めるというのは常識になっていると言っていた。

これが発表されたのが6年前今だにほとんど知られていないという事は、やはり日本はスポーツ障害に対しては遅れていると言えるかもしれない。



 

 

 

 

 

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